新型ロケット「H3」次回打ち上げはいつになる?

新型ロケット「H3」が、2023年3月7日に打ち上げられましたが、失敗しました。

 

今までも延期や変更で打ち上げ困難だったH3。この結果は残念です

 

2023年2月17日は発射およそ0.4秒前に異常発生し打ち上げ中止。

そして今回は、打ち上げられたものの、発射の約15分後に失敗という結果に。

 

さて、次回打ち上げはいつでしょうか?

目次

H3ロケット打ち上げ失敗。次回はいつ?

次の打ち上げは現時点では未定です。

数年はかかりそうかも、と解説されています。

ニュースでは、「エンジンそのものの欠陥ではなさそうなので・・・次は成功すると期待」と大阪産業大学の田原教授が見解を述べていました。

 

 

JAXAが会見を開きましたが「まずは原因の究明」ということを話しておられてました。

 

これからの課題

  • 早急に原因究明
  • 早期の次回打ち上げへの道筋をつける

 

そして、上記の過程の中で、2号機以降をどう立て直すかも検討していきたいとのことでした。

 

消失した「だいち3号」

H3ロケットには「だいち3号」という人工衛星が搭載されていたが、今回のH3打ち上げ失敗による「指令破壊」で「だいち3号」も消失しました。

だいち3号はこの1台しかなかったため、また搭載するとなれば作り直さなければならないわけで。

ちなみに、この「だいち3号」ができるまで7年の月日を要しています。

そして、開発費は379億円。

 

三菱電機は「JAXAから発注があれば、作り直す」とのことだけど、、、。

「H3」の作り直し、そして搭載する人工衛星に関して。

個人的には、相当な期間を要するのではないかと感じています。

 

そもそも「H3」が再び打ちあがる日はくるのだろうか、とも。

新型ロケット「H3」とは?

新型ロケット「H3」はJAXA=宇宙航空研究開発機構と三菱重工業が9年前から開発しています。
日本の大型ロケットとしては「H2」以来となるおよそ30年ぶりの新規開発で、現在の日本の主力ロケット「H2A」の後継機として総開発費2000億円余りの国家プロジェクトとして進められています。
「H3」の全長は最長で63メートル、直径は5.2メートルあり、燃焼を終えると順次切り離す2段式ロケットで、第1段と第2段には、ロケットを飛ばすための推進剤に「液体水素」と「液体酸素」を使っています。

引用元:NHKニュースサイト(2023年3月7日)

 

「H2A」と「H3」の違いとしては、今回打ち上げした「H3」の方が一回り小さいことです。

あと、コストの違いです。

  • H2A・・・1回打ち上げにおよそ100億円かかる
  • H3・・・半分程度の50億円に抑えることを目指している

 

アメリカの民間企業が打ち上げ費用を抑えられているということもあり、国際的な価格競争に勝つためにはコストダウンが必要ということみたいですね。

 

ロケット「H3」最大のミッションは人工衛星を軌道にのせること

「H3」打ち上げの目的は「だいち3号」を軌道、つまり目的地に送り届けること。

いわば輸送機。

「H3」は使い捨て型ロケットなので、目的達成後崩壊する仕組みとなっているものです。

だからこそ、コストが最小となったわけだけど、アメリカの「スペースX」はロケットを回収し再利用するものなのです。

そしてそういった再利用型ロケットが世界の潮流となりつつある今、あらためて次の「H3」について検討をしていく必要があるのかもしれないなと個人的には思いました。

もちろん、できたらすでにやっているという話しになると思うけど、あくまで個人的な感想として。

 

最後に

新型ロケット「H3」次回となる打ち上げ予定日はいつ?ということを調査しました。

 

いかがでしたでしょうか?

今回のことで、打ち上げの難しさを改めて知りました。

「原因究明に尽力し、ロケットの信頼性を回復させたい」と会見でお話しされていたので、大変なことだとは思いますが、次に繋げていってほしいと心から願います。

 

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