雨の日はなぜか眠い…その理由とは?
雨が降るとなんだか体が重くなって、ついウトウトしてしまう…。
そんな経験、あなたにもありませんか?
実はこれ、単なる気のせいではありません。雨の日の眠気には、ちゃんとした科学的な理由があるのです。
低気圧がもたらす「気象病」
雨の日に多く見られるのが「低気圧」。
この低気圧によって、私たちの体にはさまざまな変化が起こります。
気圧が下がると、体内の酸素の濃度がわずかに低くなります。
この「軽い酸欠状態」が、眠気やだるさを引き起こす原因のひとつです。
また、気圧の変化により自律神経のバランスも乱れやすくなります。
特に、交感神経(活動モード)よりも副交感神経(リラックスモード)が優位になると、体は「休むモード」に切り替わりやすくなり、眠気を感じるようになります。
セロトニンとメラトニンの関係
もう一つ、重要なホルモンの話があります。
それが「セロトニン」と「メラトニン」という脳内物質です。
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セロトニン:日中に分泌される“幸福ホルモン”。覚醒状態を保ち、心を安定させる働きがある。
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メラトニン:夜間に分泌される“睡眠ホルモン”。体を眠りに導く働きをする。
太陽の光を浴びることで、セロトニンの分泌が促されます。
しかし、雨の日は日照量が少なくなるため、セロトニンが不足しがちになります。
その結果、メラトニンのバランスが崩れ、昼間でも眠気が強くなるというわけです。
気象病・天気痛と眠気の関係
最近では、「気象病」や「天気痛」という言葉もよく聞かれるようになりました。
これは、天気の変化によって頭痛・めまい・眠気などの体調不良が引き起こされる現象のこと。
ある調査では、約6割の人が「雨の日に体調不良を感じる」と答えており、特に女性や敏感体質の人ほど、こうした影響を受けやすい傾向があります。
雨の日の眠気対策は?
では、雨の日の眠気をどうやって乗り越えればいいのでしょうか?
以下の方法が効果的です。
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朝イチで部屋の照明を明るくする(日照不足をカバー)
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軽いストレッチや散歩で交感神経を刺激
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温かい飲み物で血行を促進
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雨でも少しだけ外に出て自然光を浴びる
体のリズムを整えることで、雨の日のだるさや眠気を軽減することができますよ。
まとめ
雨の日の眠気は、気圧・酸素濃度・自律神経・ホルモンといった体のメカニズムが複雑に絡んで起こるもの。
「今日は天気が悪いから眠いんだな」と知っておくだけでも、ちょっと気が楽になりますよね。
無理にシャキッとしようとせず、ゆったりと過ごすのも一つの方法かもしれません。

