寝る前にスマホを見てしまうのはなぜ?
「そろそろ寝なきゃ…」と思いながら、ついスマホを触ってしまう。
多くの人が経験するこの習慣、実は脳と光の関係に深い理由があります。
この記事では、なぜ人は寝る前にスマホを見てしまうのかを、科学的な視点からわかりやすく解説します。
ブルーライトが脳を覚醒させる
スマホやパソコンの画面からは「ブルーライト」と呼ばれる光が出ています。
この光は、太陽光と似た性質を持っていて、脳に「今は昼間だよ」と勘違いさせる作用があります。
本来、夜になると脳は「メラトニン」という眠気を促すホルモンを分泌しますが、ブルーライトを浴びるとこの分泌が抑えられてしまいます。
結果、眠気が遠のき、さらにスマホを見続けてしまうという悪循環に陥ります。
なぜやめられないのか? dopamine(ドーパミン)の罠
SNSや動画、ニュースなど、スマホは常に新しい情報を提供してくれます。
これは脳にとってご褒美のような刺激で、「ドーパミン」という快楽物質を分泌させます。
ドーパミンが出ると、脳は「もっと見たい!」と感じてしまいます。
これが中毒的にスマホを見続けてしまう原因なのです。
寝る前のスマホ習慣、どうすれば防げる?
少しの工夫で、寝る前のスマホ依存を減らすことができます。
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夜は画面の明るさを下げる
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ブルーライトカットモードを使う(ナイトシフト、Night Modeなど)
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寝る30分前にはスマホを触らないルールを決める
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ベッドにスマホを持ち込まない
また、本を読む、ストレッチをする、瞑想アプリを使うなど、スマホ以外のリラックス方法を取り入れるのも効果的です。
まとめ:脳をだまさない工夫を
寝る前にスマホを見てしまうのは、ブルーライトと脳内報酬(ドーパミン)の影響によるもの。
意志の弱さではなく、脳の仕組みとして自然な行動なんですね。
ただし、工夫次第でその習慣は変えることができます。
しっかり眠るために、スマホとの付き合い方を見直してみましょう。

