「バ畜」という言葉が若者のあいだで広がっているようです。
耳慣れない言葉のようですが、これからますます認知されそうな言葉かもしれません。
今回は「バ畜」の読み方や意味を調べました。
結論から言うと、「社畜」のアルバイト版ですがその「社畜」と「バ畜」に違いはあるのか、もあわせてまとめてみました。
【バ畜】の読み方や意味は?
【バ畜】の読み方は「ばちく」です。
意味は「社畜」と「バイト」を組み合わせたものです。
【ギリギリの生活】若者に広がる「バ畜」の言葉、人手不足に陥る企業が増加する中でhttps://t.co/HSdGQhuZw7
「社畜」と「バイト」を組み合わせた造語。企業がアルバイトなどに頼らざるを得ない状況が発生しており、中には週7でバイトをしたり、無理やりシフトに入れられたりする若者も。 pic.twitter.com/a24h7u0LIc
— ライブドアニュース (@livedoornews) November 9, 2023
自称も他称も溢れかえってますが「社畜」という言葉自体は、結構日常に耳にするかと思います。
社畜・・・「会社+家畜」からの造語
会社の言いなりになりひたすら働いていること、そして飼い慣らされているという家畜と皮肉がこもったもの。
他人を指していうこともあれば、自嘲で使うことも多い昨今。
とまぁ、ザクっと上記のような感じが「社畜」です。
その社畜の「社」の部分とバイトを置き換えたものが「バ畜」
「バ畜」は「社畜」のアルバイト版といったところです。
バ畜と社畜との違いは何?
「バ畜」は「社畜」のアルバイト版なので、呼び方の違いだけで基準は同じでしょう。
「畜」部分、すなわち「家畜」と揶揄されるところは一緒なので、前につく名称の違いのみといったところかと思います
ただ、学生のバイトの場合は「勉強」という本分があります。
おこづかいの枠でも、生計を立てるためのものでも、大前提として「学生」というメインの立場があるわけです。
ですので、学生バイトの「バ畜」の場合、本業は別にある(学業)という違いはあります。
そして、感覚的な違いがあるとすれば、特に学生バイトの場合「会社を相手に戦う」ことはハードルが高いかもしれません。
もちろん、法律の知識などで追求すれば戦い勝てるはずです。
ただそれができるのは、信頼でき知識がしっかりある大人がたくさんまわりにいる、本人の危機管理能力が高いといった場合かと思います。
そもそも「なにかおかしい」と感じる力が、どうしても大人より低いかもしれません。
- シフトをつめこまれる
- 学業できないほどの時間拘束
- バイト以上の仕事内容や責任を求め強制される
人手不足からの悪循環?
「バ畜は社会と会社が作り出している」と働き方評論家の人意見ですが、人手不足の連鎖、それがバイトする若者たち(それ以外の人も)にむかってしまっているのでしょう。
店をつぶしたくない、そういった会社の都合に巻き込まれてしまう。
とりあえずといった対処療法を積み重ね、消費され続けている状態です。
原因療法というか、根本を見直すなり変えるということをしなければこの連鎖は止まらないのかもしれないと個人的には思います。
しかし、それには時間やお金がかかることが多いでしょう。
昨今は「いかに安く、そして質の高いサービスを!」と消費者(客)が求める傾向にあります。
客側がそういった流れにしてきたのはもちろんありますが、会社(店)側もどんどん基準を上げていった背景もあるのかもしれません。
同業に負けないようにと競い、「人手」というなくては始まらない大事なものから目をそらしてきたのかと。
人を多く雇うとそれだけ人件費がかかるから、今いる子たちにガッツリと「時間も内容も増やしてやっていこう」という発想になるのは怖いことです。
作業内容がバイトという枠を超え、社員レベルまで当然のように求められだすとキツいですよね。
決して「消費してやろう」という経営者ばかりではないはずですが、人件費などの都合でバイトの人たちに頼らざる得ないという状況に陥っているのでしょう。
しかしこうしたことをしていると「いきなり連絡がつかなくなった」「突然辞められた」と高確率でなっていくかのかな、と。
悪循環ですね・・・。
理想論かもしれませんが、そういった一時しのぎで毎日を塗りつぶしていくのではなく、その状態に至らないよう会社の行先を常に整えていくのが必要かと思います。
以上、個人的感想でした。
【バ畜】のまとめ
今回は、「バ畜」の読み方や意味と、社畜との違いなどを調べてみました。
- バ畜は社畜のアルバイト版
- 学生か社会人かの違いとそこからくる感覚的なものにも違いがある
- ひたすら「働かされている」ことに違いはない
ということだと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。