阪神の岡田監督が言うアレとはどういう意味?なぜ濁した表現なの?

現在、阪神タイガースが絶好調ですね!

開幕から2ヶ月経ち、交流戦がはじまっていますがこのまま独走状態となるでしょうか?

 

この感じだと「アレ」かもしれませんね!

 

阪神の岡田監督はじめ選手達は「アレ」を目指して日々戦っています。

ところで、岡田監督がよく使う「アレ」とはどういう意味でしょうか?

 

今回は、アレという表現は一体何のことなのか?

また、なぜそのように濁すのかを考えてみました。

 

追記:2023年度の流行語大賞に岡田監督の「あれ」が選ばれました!

 

ぜひ最後までご覧ください!

 

いよいよな今、気になること!

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目次

阪神の岡田監督が言うアレとはどういう意味?

ずばり「優勝」という意味です!

ちなみに、アレ(ARE)は阪神の今年のスローガンとなっています。

 

岡田監督がずっと「アレ」と表現し続けていたことは有名ですよね。

そんな中、阪神球団がそれをピックアップし、スローガンにも使用する運びとなりました。

担当した営業部の阪本三千男氏(50)は「ファンの方が『アレ』と呼ぶことも見越しています。その中で『アレ』は優勝を指す言葉ですが、どういう思いで取り組むかが大事だと考えました」と説明した。

引用元:スポーツ報知(2022年12月18日)

 

ここでずばり「優勝を指す」と説明してくれています。

 

ただ単に「アレ」をそのままスローガンに使うのはひねりがなさすぎるということで、アルファベットにし1文字ずつに意味を持たせています。

言い方も「エー・アール・イー」です(笑)

意味も、スポーツマンシップやマインドにピッタリとハマっているので、お見事ですね(笑)

 

ファンも合わせてアレで表現

すっかり浸透しているので、ファンも「アレ」と表現しています。

 

 

阪神ファンは知っています。

かつて「優勝間違いなし!」と見切り発車で発行された雑誌が出てからの歴史的敗退を。

そして、テレビの応援特番が放映されてからの失速そして敗退を。

 

だからファンも決して「〇〇」を口にしません。

アレ、なのです(笑)

 

この辺りの詳しい解説は次項へ読み進めて下さい!

阪神の岡田監督はなぜアレと濁した表現をするの?

  1. 優勝を意識しすぎないようにするため
  2. ジンクスを避けるため

①は比較的大前提と言うか表向きよくわかる理由です。

②が特に重要です!

 

ジンクス??

 

説明していきますね!

 

①優勝を意識しすぎないため

これはもう周知のことにはなりますが「優勝」をあまり意識しすぎないため、アレと濁しています。

 

阪神は17日、2023年シーズンのチームスローガンが「A.R.E.」に決まったと発表した。球団は正式な読み方を「エー・アール・イー」としたが、ローマ字読みすれば「アレ」。
意識し過ぎないように「優勝」のことを「アレ」と代用してきた岡田彰布監督(65)は営業部と選定作業を行った末に「おーん、これでいこう」と決断した。

引用元:スポーツ報知(2022年12月18日)

 

言葉というものは想像以上に重みがあるので、そのワードが飛び交っていると嫌でも刷り込まれ集中力が弱まります。

やるべきことをしっかりやる時に、意識が他に向くとあまり良い結果にはなりません。

追い払おうと思えば思うほど、不思議とそちらに意識がいってしまうもの(笑)

 

あえてその単語を使わないことで、惑うことなく自分の仕事をしっかりと全うしてもらう。

そういったことだと思います。

 

②ジンクスを避けるため

雑誌「Vやねん!」とテレビ特番「あかん阪神優勝してまう!!」という過去があります(笑)

※現在品切れ

 

これは優勝を祝うはずだった雑誌のタイトルです。

どういうことかというと、日刊スポーツによって「優勝確実」と見切り発車してつけられたタイトルなんですよね。

正式には「08激闘セ・リーグ優勝目前号 Vやねん!タイガース」です。

小さい字ながらも「優勝目前」と記されていますが。

目前・・・(笑)

 

2008年のことですが、シーズンスタートから絶好調で、2位の巨人と最大で13ゲームという大差をつけて独走状態だったわけです。
そしてこのタイトルの雑誌が準備され、発売されたわけですが、なんと発売日の9月3日頃から大失速。

巨人に5ゲーム差までつめられて、あれよあれよと逆転され、そして優勝を逃しました。

 

この時の監督は、岡田監督でした。

 

なんと、この年の巨人は阪神とは逆で、とても不調なスタートを切っていたのです。

大差もつけられていたし、誰も巨人が優勝するとは思わなかったでしょう。

そして出たのです、新たな名言が。

巨人の「メークレジェンド」という言葉が生まれたシーズンでした。

長嶋茂雄氏の「メークドラマ」の方が有名ではありますが、それをなぞらえて出たワードです。

 

まさに歴史的敗退。

その後、この雑誌は気まずさだけを残しました・・・(笑)

 

そして時が経ち2021年。

関東版スポニチです↓


持ち上げているのか逆なのかわかりませんが、とても面白い見出しです(笑)

 

それよりも、関西のABCテレビがこのタイトルの特番を放送しました。

もちろん応援の番組です。

この年もスタートから好調でしたが、この後から失速。

この年はヤクルトに抜かれ優勝を逃すという事態になりました。

 

周りが浮かれて応援が過大になるとたちまちの大失速という、もうこれはジンクス。

それを避けるために濁しているのもあるでしょう。

 

それにしても、このように歴史を振り返ると、本当の見えない敵は何かというところですね(笑)

いつからアレという表現が出てきたの?

2010年のオリックスの監督時代です。

岡田監督は、2010年からオリックスの監督に就任されましたが、その年の交流戦で見事優勝!

その交流戦の時に、劇的サヨナラ勝利などを飾っていたため、周りも優勝を期待し大盛り上がりでした。

ただ、岡田監督は報道陣とのやり取りのなかで、決して「優勝」という単語をださず「アレ」とい表現を使いはじめました。

 

きっかけは何だったの?

「アレ」を使い始めたのはオリックス監督時代からですが、そのきっかけは2008年です。

前項の「②ジンクスをさけるため」の箇所でも触れていますが、このシーズン終盤までとても好調でした。

 

この時、岡田監督は阪神の監督でした。

そして交流戦での出来事です。

「こんなんだったら優勝できないぞ!」とミーティングの際にコーチが選手達に言ったようですが、そこからダメになり、結局最終戦で優勝を逃しました。

 

気を引き締めるために言った言葉だったとしても、岡田監督はそれを心のスキととらえたようです。

そういったことから、シーズン中に選手達が優勝を意識しすぎないよう、優勝をNGワードとしたようです。

岡田監督はこのシーズンをもって阪神監督は終了となりました。

 

そして今シーズンから再び阪神の監督になりましたが、決意表明が胸を打つものでした。

「今回はね、僕の野球人生の集大成かも分からないし、そういう意味でもね、今まで培ったものというか、それを全力でぶつけて、若い選手にぶつけてね。一緒になって最終的には、アレを勝ち取るというか。そういう気持ちで、やっていきたい」

引用元:サンスポ(2023年1月5日)

 

2008年の歴史的V逸を味わっている岡田監督、そして今頑張っている選手の皆さんに、心からエールを送ります!

 

まとめ

今回は、阪神の岡田監督が言うアレとはどういう意味なのか調査し、なぜ濁した表現なのかを考察してみました。

 

このまま首位を走り続け、ぜひアレすると阪神もファンも大喜びとなるでしょう。

岡田監督率いる阪神のアレを応援しています。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

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