米津玄師さんが歌う、映画「君たちはどう生きるか」の主題歌「地球儀」の曲の中にギッ・・ギシ・・・ギシ・・と何か軋むような音が聴こえてきます。
歌いはじめから、結構な頻度で聞こえてきます。
イヤホンをするとよりはっきりわかるのですが、これは一体何を表している音か考察してみました。
考察の結果、
- 椅子の音
- 地球儀を回す音(もうひとつの可能性として)
今回は、米津玄師さんの地球儀の曲の中で軋む音が聴こえるのは椅子の音で、わざと入れたのか?その意味や理由を考えてみました。
地球儀の曲中で聴こえるのは椅子の音?
椅子の音だと思います。
椅子の音を表現しているのでしょう。
実際聴いてみましょう。
作詞・作曲・歌 米津玄師「地球儀」が2023年7月26日にリリースされました。
MVは世界自然遺産の屋久島にて撮影で、屋久杉の立ち並ぶ中や、雄大な大地の中で歌う米津玄師さんの姿に心打たれます。
生命力を感じる映像で、何度もみました。
イヤホンをつけて。
そして「あれ?この音は?」と気になったのが、ギシッという軋む音です。
曲中のどこで軋む音が聴こえる?
まず、歌い出し「僕が生まれた日の空は~」のあとにギシギシ。
ギシギシというよりキシキシな感じです。
開始22秒あたりです。
この前にも、もしかしたら小さくギシッがあるようにも聴こえます。
ちょっと判別つかないところは置いておいて、それ以降あきらかに軋む音とわかるところは、
- 「光に触れて~」ギシィィィ(1:03)
- 「空は~」ギシィィ(1:12)
- 「遠く~」ギシィ(1:14)
- 1番が終わり2番への間奏のあいだ、結構ギシギシが聴こえる(1:55)~(2:05)
この間奏のあいだが、かなりよくわかるので、ぜひ意識して聴いてみてください。
まだ続きます(笑)
- 「愛したあの人は~」ギシィィィ(2:13)
- 「ところへ行った~」ギシィィ(2:16)
- 「始まるもの~」ギシィィ(3:23)
- 「曲がる~」ギシィィィ(3:32)
- 「地球儀を回すように~」(4:16)~最後までギシィィやギシィがずっと
最後の歌詞が終わって曲が終了するまでが、不規則ながら結構軋んでます。
まずこの辺りから気づくパターンが多いのではないかと思います。
私もそうでした。
あきらかに、ハッキリわかるように入れてきているなという意図を感じました。
ちょっと嬉しくなりました(笑)
プロの人というか、音楽に明るい人が聴けばもっと要所要所にあると思うかもしれませんが、20回以上はこの軋む音が聴こえます。
途中で数えるのをやめるぐらいになったので(笑)
ちょっと聴きすぎたのもあるかもしれませんが、ずっと聴こえているような気がしてきました。
そしてこのギシギシは、椅子の軋む音を表現しているのだろうと感じました。
ちなみに、「地球儀」のジャケットがこれなのですが、椅子を連想するのにピッタリかなと。
地球儀の音という可能性も
1番目、2番目そして最後に「地球儀を回すように~」の歌詞があります。
2番目の最後の部分ではわからなかったですが、1番目と最後の「地球儀を回すように~」のあとは、結構よくわかるぐらい軋みます。
なので、歌詞から繋がっているとして「地球儀を回している音」のようにも捉えることができます。
椅子が軋む音を入れた理由や意味は?
宮崎駿監督を表現しているのではないでしょうか。
宮崎駿監督をこのジャケットの人物に投影しているというか。
幼少期から絵がズバ抜けて上手く、ずっと描いてきて、一流の表現者として長きにわたり仕事をされています。
それこそ命を削りながら、魂を込めて制作され続けてきたことでしょう。
そんな宮崎駿監督を表現するには、作業中である椅子の音、それは「命」の音として米津玄師さんは捉えているのではないでしょうか。
100曲目にあたる「地球儀」は色々と技巧を使いまくるというよりも、とてもシンプルで「歌とピアノ」がメインです。
自然体、もう少し強く言うと、むき出しの「米津玄師」だなと。
そんな中でこの軋む音。
表現方法は違えど、名作・名曲を生み出すお二人です。
米津玄師さんが、宮崎駿監督に対して最大限の敬意を払っている音に聴こえます。
米津玄師が宮崎駿監督「君たちはどう生きるか」の主題歌担当、4年間の制作経て「地球儀」書き下ろし(米津玄師コメントあり)https://t.co/zYlJAfYK9b#米津玄師 #地球儀 #宮﨑駿 #君たちはどう生きるか #スタジオジブリ pic.twitter.com/axN0hoVSkL
— 音楽ナタリー (@natalie_mu) July 14, 2023
追記:正解は・・・
古いピアノの音とのことでした!
この記事を書いている間に、公式から答えが出てました(笑)
11,526票も、有難うございました。
正解は「古いピアノの音」。
シングルCDに収録されている米津さんと鈴木さんの対談の中で、古いピアノと、冒頭のバグパイプのエピソードが語られています。 https://t.co/ZPz3r8LcD7 pic.twitter.com/QiREG6lVVB— スタジオジブリ STUDIO GHIBLI (@JP_GHIBLI) July 26, 2023
編曲を担当してくださった坂東祐大さん!🎹 https://t.co/Qfrj1NJKdd
— スタジオジブリ STUDIO GHIBLI (@JP_GHIBLI) July 26, 2023
まとめ
今回は、米津玄師さんの地球儀の曲の中で軋む音が聴こえるのは椅子の音で、わざと入れたのか?その意味や理由を考えてみました。
素晴らしい名曲をリアルタイムで聴けることが幸せです。
人によって様々な解釈があると思うので、そういった意味でも「地球儀」はとても素敵な曲だと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。